(出典:My Heart Camera)
私は日々、Webマーケティング関連の支援で、様々な商品・サービスをネット上で紹介したい・売りたいと考えている多くの会社さんとお話しする機会があります。
そのうち、クライアントさんによっては「最初からネット広告ありき」な検討になってしまうこともありますが、(←これだけやってるとGoogleとYahooの「広告で稼ぐ戦略」に思うように乗せられている気がしてあまり好きじゃありません ^^;)、それ以前に、もっといろいろやることあるよなぁ・・・と常々考えるようにしています。
そんな中、下記の記事はなかなか興味深いことを示唆してくれているように思います。
きっかけは妻のある行動 宣伝費ゼロで合計300万DL突破!「My Heart Camera」「Pico Sweet」ができるまで
これは、とあるスマホアプリを宣伝費ゼロで合計300万ダウンロードまで持っていったという話です。
この会社では、60本以上のアプリをリリースしたものの、ヒットに恵まれない状態が2年半ほど続いていたそうです。
ところが、アプリ開発者の奥様のとある行動を見て、このアプリは行けるんじゃないか、と調査と開発を始めたといいます。
実際、そのアプリはその後300万ダウンロードの大成功を収めることになります。
このように、とある1人に焦点を当てて、その人は100%、あるいは120%満足してくれるものを作っていく手法のことを「ペルソナ法」と呼びます。
このペルソナ法、実際には「架空の人物」を想像して進めても効果を発揮します。
(もちろん、目の前の奥様とか、同じ属性を持つターゲット層に直接インタビュー、モニタリングができればもっと良い結果が得られるのは言うまでもないですが。)
また、デザインの面でも、奥様の意見や女性ユーザーの意見を取り入れて、「ターゲットユーザーが気に入るデザイン」を模索されています。
(その結果、海外向けすぎて敬遠されず、でもベタな日本風でもない、『おしゃれなバイヤーが海外の良品をセレクトした日本のショップのような雰囲気』という結論にたどり着いたというのも面白いところです。)
アプリ開発を始める前には、その分野がレッドオーシャンであることも知った上で、「非常にニッチだけれども、コンセプトが明確」な一点突破型のアプリを作ろうと企画されています。
これも、ユーザーにとても分かりやすく響く(一言で伝えられる)ように、という配慮ですね。
なお記事内では、
・ひと言で他人に伝えられるコンセプト
・バズを誘引するユニークな機能
・競合の差別化になるデザイン
・AppStoreでの表示の最適化
・お金をかけないさまざまなPR方法
・バズの無限コンボ
という項目を挙げられています。
その中の1つ、「バズを誘引するユニークさ」も重要なポイントではないかと思います。
それが結局、ニュースサイトやまとめサイト、SNSなどに転載され、バズ(口コミ)が誘発されていきます。
この会社が実際にどうやったのかは記事内をご覧いただくとして、これは「自社の商品やサービスに合わせて」ユニークな方法を考えていくしかないところだと思います。
非常に参考になる記事でしたので、ぜひお時間ありましたら上記記事読んでみて、自社に当てはめられないか考えてみてくださいね!