今日は、東京都北区の北とぴあで、東京商工会議所北支部主催の「スマートフォンセミナー」の講師を行っておりました。
さて、そのセミナーでも後半、スマホとクラウド活用についていくつか事例を紹介しながらお話ししましたが、セミナー終了後の個別の質問で、「クラウド活用時代になって、どういうセキュリティ意識を持っていたら良いですか?」という話がありました。
私がクラウドを利用する際に気にしているポイントは、以下の通りです。
①安心してデータを預けられる企業を決める。
②預けるデータの種類を決める。
③バックアップを取れるか確認する。
④故障や移行に関するサポートを確認する。
①は、平たくいうと「どの企業なら信頼できるか?」ということです。
あまりに小さな企業だったり、全然知らない企業だったりすると、いかに便利なクラウドサービスでも、データを預けるのに不安になります。
②は、信頼できると感じた企業であっても、何でもかんでも預ければ良いというものではないです。お客様の個人情報や機密情報は、本当にクラウドに預けていいか、必要性を判断します。
③は、いつ何時、クラウドサービスが終了するかわかりません。自社のデータなのですから、バックアップが取れることを念頭において、サービスを利用しています。
④は、クラウドサービスだって故障したり、サービス内容が大幅に変わったりします。そんなとき、保証はどうなっているか、移行もできるか、なども含めて考えておくと良いです。
もちろん、このほかにもチェックしたいポイントはありますし、①~④をすべて完璧に満たしてないと利用しないかというとそうでもありません。
ただ、盲目的にクラウドを信頼するのではなく、自分や自社のポリシーを持って、恐る恐る使っていく(笑)、くらいの気持ちで利用していくのが良いのではないかな、と思います。