auがスマートフォンを中心に本気の大攻勢をかけてきました。
WiMAX搭載GALAXY S II、新型Xperia、テンキー付きINFOBAR――KDDIがau春モデルを発表 – ITmedia +D モバイル
発表内容が多すぎて、どこから見て良いか迷うところですが、ポイントは以下です。
・独自色の強いINFOBARと、強力グローバル機種でメリハリ。
・月額390円の有料アプリ取り放題コースを新設。
・指定の固定通信サービスを契約すれば、スマホが1480円割引。
まず、INFOBARを使って「auならでは感」を打ち出しています。
スマホ版「INFOBAR」がテンキー搭載 「INFOBAR C01」登場 – ITmedia +D モバイル
ガラケーにも、Windows PhoneのUIにも通じるような、ポップな外観とUI。auが最も元気だった頃の代表端末を思い出します。実際、ある一定数の支持は受けると思います。
とはいえ、Android端末らしいAndroid端末として、「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」、「Optimus X IS11LG」、「Xperia acro HD IS12S」といった名前が並ぶのは戦略として十分にアリです。
また、「スマートパスポート構想」という名前で、月額390円の有料アプリ取り放題コース「au スマートパス」が目玉の1つになっています。
「モンスターハンター」「大辞林」など、500種類のアプリが選び放題となれば、これはこれでアリです。
最後の「固定電話とのセット割引」は、他社がやりにくい禁じ手です。
auは自社が持つ「auひかり」を中心とした固定電話網と、携帯電話とのセットがやりやすいのに対し、NTT東西&NTTドコモ、あるいはソフトバンクテレコム(主に法人)&ソフトバンクモバイルは、会社も違えば、ターゲット層も微妙に違います。
したがって、auで囲われている家族にとっては、もっとも移動しにくい状態となり、スイッチングコストの面からも巧妙に仕掛けられているなと思います。
今回は、au自身のロゴを変えてまで臨んできたことから、本気具合が垣間見えるというものです。
auもいよいよ面白くなってきましたね!