先日、GoogleのChromeを使っていて、↑図のような、「ERR_QUIC_PROTOCOL_ERROR」というQUICプロトコルのエラーが出てきて困りましたが、対処法も分かったのでメモ代わりに書いておきます。
QUICプロトコルとは?
QUICプロトコルとは、Googleが開発した高速プロトコルで、トランスポート層のTCPに代わるものとして期待されているものです。詳しくは↓などご参照ください。
Google、高速プロトコル「QUIC」をChromeとモバイルのデフォルトに – ITmedia ニュース
そのため、あまり見慣れないプロトコルの名前のエラーが出てくると焦ることになります。(笑)
ですが、以下の対策のどれかを行うと解決すると思います。
対策その1:ウイルス対策ソフトがプロトコルを止めている場合
自分のPCそのものに原因があるケースです。実際、私はこのケースで、ウイルス対策ソフトのパーソナルファイアウォールが、QUICプロトコルを止めていました。
そのため、お手軽ですが、Chromeアプリそのものをパーソナルファイアウォールの対象外として、問題を解決させました。
(余談:いろいろ調べていくと、QUICはUDPを使ってるとか…。ネットワークをちょっとでも学んだ人からすると、「うわ、TCPに相当する通信をUDPを使って転送して、速くなるんだろうけど、それって大丈夫か?」なんて思ってしまうのですが、技術的に大丈夫なんでしょうね…。Googleさんマジ怖い。)
対策その2:QUICプロトコルを停止させる
自分のPC内でQUICプロトコルを通せるようになったとしても、もしかしたらルータやその他の理由でQUICプロトコルが使えない状態になっていることもあるかもしれません。その場合は、Chromeのアドレスバーに、
chrome://flags
と打ち込みます。そして、↓の表記のところを探し出し、「無効」にします。
これで、QUICプロトコルを使わない設定になります。
高速プロトコルを使えないのはちょっと残念ですが、通信がエラーになるのに比べれば良いですよね。
お試しください。