漠然とそうなのかなとは感じていたものを、ずばりグラフで見せられるとショック…、という記事です。
1996年をピークに、右肩下がりを続けていたのですね。知らなかったです。
元記事の指摘は、簡単にまとめると、「経済の低迷」や「活字離れ」だけにあらず、「人口の低下」や「デジタル端末の登場」などもあるが、それだけでは説明がつかない。実は、新刊乱発による「知の権威の失墜」もあるのではないか、という指摘です。
うーん、書籍新刊のグラフも見ると、ぐうの音もでないですね。
元記事で、出版業独自のビジネスモデルにも原因の一端があるのではと指摘されていますので、そちらもご覧下さい。
私は「本」というメディアはなくならないと信じていますが、市場変化やその役割を正しく認識していないと、ここから抜け出せないところが出てきそうだな、と思いました。
これは書籍だけでなく、ネットでも見えることですが、「飛ばし」なものが注目を集めてしまうため、ついつい飛びついてしまいがちですが、「本当に良いものとはなんぞや」ということ、またそれを評価する仕組みがないことには、この流れは止められないだろうという気がいたします。