ここ最近、ITコンサルティングのクライアント企業さんからのサーバ関係のトラブルに関する相談が増えてきました。
調査してみると、大体が海外からの無差別なサーバ攻撃にさらされて、一時的にアクセス不可になってしまった、などが多いようです。
幸い、基本的なセキュリティ対策は施してあるサーバが多いので、侵入されたというクライアントさんはいないのですが、問題が発生する都度(つまり関心が高まっているとき)、毎回セキュリティに関するアドバイスを併せて行っているところです。
ところで、海外からの攻撃が増えているというのを裏付けるように、サーバ業界大手のさくらインターネットでは、以下のような案内文を出しました。
レンタルサーバサービスのセキュリティ強化(国外IPアドレスフィルタ設定)について | さくらインターネット
一言でいえば、
『攻撃されやすいところは最初から「国外IPアドレスフィルタ」をデフォルトで有効にしとくから、必要に応じて機能を無効にしてね』
ということです。うん、賢い。(笑)
基本、国内を相手にしたWebサイトを提供している契約者が多いでしょうから、まずそこは防いでおいて、海外からのアクセスも必要という契約者だけが設定を変える、というスタンスです。
このあたり、さすが専門業者がサーバを管理しているだけはあります。
逆に、自社でサーバを管理している会社では、自社でセキュリティ対応を行う必要があります。セキュリティ攻撃のトレンドを見誤ると、思わぬ侵入を許してしまうこともあります。気を抜かないようにしていきましょう。