セミナーの後から、その翌日までは観光&取材に当てました。
まずセミナー直後、最初に行ったのは、広島平和公園。資料館や原爆ドームを見学しました。
広島平和記念資料館では、本当に悲しい気持ちになります。
戦争がいかに無慈悲であるかを思い知らされます。
日本はもう負けが見えていたのに、なかなか条件面で降伏しなかったし、アメリカは原爆投下に向けて用意周到に準備し、広島で壮大な化学実験をしていたことがわかります。
ちょっとビックリしたのは、来場されている海外の方のほとんどがスマホやタブレットで写真や動画を撮っていたこと。
(ビデオカメラの人もいましたが、少数でした)
それと、記念館の休憩室でご年配の方々がFacebookを教え合いっこしていたこと。
「デジタルデバイド」って、タブレットの登場でたいぶなくなってきているのでは、という印象でした。
(なんだ、結局PCというデバイスが難しかっただけなんじゃないかと…。)
翌日、朝から広島城に行きました。
目的は、見学+プラモデル関係のクライアントさんの仕事に何かヒントになるんじゃないかと思ってです。
つい先日姫路城を見に行ったばかりなので、大きさでは負けてしまいますが、天守の中身のほうはいろいろ充実していました。
鎧、刀、歴史、当時の様子などが丁寧に紹介されていました。
そして、やっぱりありました、お城のプラモデル。日本中の有名城のプラモデルがあって、半分くらい売り切れになっていました。(^^;)
その後、広島風お好み焼きを食べながら、飛行機で帰る時間まで何ができるか検討した結果、呉まで行って、大和ミュージアムを見学&取材することにしました。
大和ミュージアムには1/10の大和の大型模型が置いてあって、今度は日本側からみた戦争を体験できます。
戦艦のプラモデルもありました。(たくさん種類があって、かっこいいなーと素直に思いました。そして幼少の頃戦艦プラモデルのあまりの難しさに挫折したいやな記憶も蘇りました ^^;)
「艦これ」などが流行っていることもあり、若い来場者数が増えているのでは…という印象もありました。
ただ、広島平和記念館、大和ミュージアムで感じた共通のことは、「戦争は大いに無駄な行為である」ということです。
大和はどう見ても「男のロマン」だけで作られていて、戦争の道具としては微妙ですし、日本最初の特攻兵器となった人間魚雷「回天」の展示もありましたが、こちらももう狂気の沙汰としか思えませんでした。
呉駅から帰るとき、電車の発車ベルが宇宙戦艦ヤマトのテーマ音楽だったのには吹き出しました。
さて、最後、気になったことが1つ。
広島城でも、広島空港でも、「スマートフォンのお忘れ物が…」という場内アナウンスを耳にしました。
やはり紛失が多いんですね。
今後も、セキュリティをしっかり保って持ち歩くように、セミナーでもお話ししたいと思います。