Amazonが、第1類・第2類の薬のネット販売を開始するということで話題になっています。
ほとんど、私が言いたいことは↓の記事で言われてしまっています。
薬ネット販売 不毛な論争尻目にアマゾン参入 | THE PAGE(ザ・ページ)
ちょっと、補足しますと、なぜAmazonが第一類・第二類の薬を扱えるかというと、国内の薬のネット販売の薬事法規制は、国内の会社のみが規制対象で、海外からの輸入に関しては規制の対象外です。
そのため、薬のネット販売の大手であるケンコーコムは、シンガポールに会社を作って、そこから国内に輸入するという形式で、薬のネット販売を継続したこともあります。
ケンコーコムSG – 健康メガショップ
実際、ドラッグストアなどでも第一類・第二類の薬を買うとき、病状を根掘り葉掘り聞かれるかというとそうでもなく、単に「ポイントカードはお持ちですか?」とだけしか聞かれないことも多いです。(笑)
もし本当に第一類・第二類を安全に扱うためには、それこそ、国内・国外問わず、店頭または遠隔ビデオ会議で、薬剤師のカウンセリングを受けないと販売できない、くらいに規制すれば良いのです。
(たぶん、実店舗・ネット店舗問わず、売上激減すると思いますが。。。)
上記記事でも結論として、
「先の利益をめぐる不毛な論争は、結果的により大きな損失につながってくるのです。」
と書いてありましたが、規制する側/規制される側の不毛な論理は、そろそろやめにしてもらいたいところです。
追伸
そういう意味では、カット専門店の使われない洗面台問題(理容室・美容室には洗面台を設置しないと営業を認めない条例)なども、既得権益を守るか破るかという意味で、同じことでしょうか。