まずはじめに、私は特定政党を応援することはなく、選挙ごとに自分の考えに一番近い政策を持つ政党に投票する、いわば浮動票層です。単純に、政策とプロセスと実績のみで評価しています。
そんな私ですが、今回は見送られたネット選挙の開始前に、良かったなと思うことがいくつかあります。
それは、
・公職選挙法違反がすぐにネットでバレるようになったこと。
・一部のステマ的なやり方が通じなくなってきたこと。
・公平かつ争点を利点・欠点を合わせて紹介するサイトが増えたこと。
などです。
まず、Twitterなどのメディアを通じて、公職選挙法違反の候補者がすぐに分かるようになったことです。
違反したやり方が、すぐにスマホなどで撮影され、即時にTwitterなどを通じて公表されます。
また、ヤラセ的な方法が通じなくなってきています。
ある政党だけを支持する一極集中的なメディア紹介が出来たとしても、逆に他の一般有権者から気持ち悪がられたり、敬遠されてしまいます。
これらは、ネット選挙が解禁になってもおそらく同様に行われると思います。
最初はルールがわからず、極端な行動に出る候補者及び事務所があるかもしれませんが、ネットでは監視の目があちこちにありますから、そういった逸脱した行動を取る候補者は逆に当選しにくくなってくるはずです。
また、ネット選挙解禁前に、公平に論点を整理してくれるサイトが増えてきたのも嬉しいです。
例えば、日本政治.comの投票マッチングなども良いですね。
日本政治.com
その政策のメリットだけでなく、デメリットも書いているのが素晴らしいです。
Yahoo!みんなの政治も網羅性がありますね。
衆議院選挙2012 – Yahoo!みんなの政治
先日紹介した、Googleの政治家と話そうも、テキスト(政策)だけでなく、本当に党首がその方向に向いているのか(甘いことだけ言っていないか)、なども合わせてチェックできていいですね。
政治家と話そう – Google 選ぼう 2012
これに、発言を中立的に嘘か本当かを示すサイトや、各政党や政治家が行った実績評価がわかるサイトがあるともっといいですね。
ネット選挙によって、若い層の投票率は上がるでしょう。
また、若い層に投票を促すサイトやブログ記事も増えてきたように思います。
年代別人口構成比の関係で、今すぐ高齢者の票数を上回ることはできませんが、若い層の票数が上がってくれば、候補者も無視はできなくなります。
ネット選挙を解禁しても大丈夫な土壌は整いつつあるのかな、と感じています。