Internet Explorer 7/8/9で新たに見つかった、まだセキュリティパッチが更新されていない脆弱性を突いた攻撃(ゼロディ攻撃)が、非常に深刻です。
【セキュリティ ニュース】IEゼロデイ脆弱性の影響大、解消するまで他ブラウザを – NTTデータ先端技術が検証:Security NEXT
どのニュースサイトも、一時的にInternet Explorerの利用をやめ、ChromeやFirefoxといったブラウザを使うように指示しています。
なお、すでに攻撃用プログラムも用意されているとのことです。
「Internet Explorer」に新たな脆弱性–すでに攻撃に悪用される – CNET Japan
この機会に、Internet Explorer以外を使ったことのない方は、一度Chromeなどを使ってみると良いかと思います。
特に、ちょっと古いWindows XPのPCを使っている方は、IEとの速さの違いに驚かれるかもしれません。
なお、私自身としても、もはや古いバージョンのInternet Explorer(6/7/8)は使うべきではないと考えています。
というもの、今後古いInternet Explorerには対応しなくなるサイトが、増えてくるからです。
Google Apps、IE 8のサポートを11月15日に終了 – ITmedia ニュース
なぜ古いInternet Explorerに対応しないかというと、IE独自のバグが多く、その対応だけに相当な開発コストがかかってしまうためです。
また、Internet Explorer自体もバージョン9まで進んでいるとおり、Webの新技術への対応がどうしても必要になってくるからです。
とはいえ、会社でInternet Explorer以外を使うことを禁止されている方もいるかもしれません。
その場合は、情報セキュリティ責任者に相談しましょう。
また、当分は、Internet Explorerでないと動かないサイトだけ、Internet Explorerを使う、というふうに割り切ってもいいかと思います。