「顧客や市場の動き」を重視するIT経営に

ちょっと面白い調査が出ていたので、ご紹介します。

世界のCIOは「顧客/市場とのつながり」を重視、日本のCIOには「モノ志向」が【ガートナー世界のCIO調査】

世界のCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)が重視するものは何ですか?という調査で、

【世界】
1位:アナリティクスとビジネスインテリジェント(BI)
2位:モバイル・テクノロジ
3位:クラウド・コンピューティング

【日本】
1位:モバイル・テクノロジ
2位:アナリティクスとビジネスインテリジェント(BI)
3位:エンタープライズアプリケーション(ERP)

となっており、世界は「顧客や市場」の動きを注視し、日本はまだその1つ前段階である「モバイルやERPの整備」に注力している、ということのようです。

これはある意味仕方ないところもあって、社内の情報整備が遅れていると、分析も業務データからの経営判断もなにも、あったものではないからです。

日本はようやく震災や円高からのショックから立ち直ろうとしているところですし、業績も少しずつ上向きかけていて、IT投資やIT人材の確保にも目を向けられるようになったかな、という段階です。
(それも、あくまで「情報の大切さ」を理解している経営陣であれば、です。)

日本では、ただでさえハード面よりもソフト面を軽視する傾向があるので、その考えをもう一度改めないといけませんね。
これ以上、世界から離されないためにも、しっかり情報を分析し、経営に結びつけていく必要がありそうです。

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