コンピュータセキュリティに関する、中小企業向け指導者育成セミナーに参加してきました。
今年は、例年通りのカリキュラムの中に、標的型攻撃メールの話題や、スマートフォンの紛失・盗難によるデータ漏洩など、旬な話題が盛り込まれていました。
ただ、やはり中小企業のセキュリティというのは、もっとベーシックなところで対策ができていない場合も多いですから、そのあたりの指導をどうするかは他の方々と検討をしていても難しいところだと感じました。
直接的な費用対効果が見えにくいため、中小企業ではどうしても後回しになってしまうのですよね。
そんな折、ちょうど私のクライアントさんから「パソコンが起動しなくなった」という電話が入りました。
そのパソコンには業務で必要なデータが入っているのに…と。
原因はHDDエラーで、あわやHDD復旧のために数万~数十万円コースか、というところでしたが、幸い、無事に復旧しました。
「バックアップは取っておいてくださいね」と伝えていたましたが、ここ最近はやっていなかったそうです。
バックアップを取る、そんな身近で誰でも出来そうなことでも、案外できていない。それがセキュリティ対策の難しさでもあります。