スマートフォンが売れに売れていますが、次のような市場調査が発表されていました。
このうち、スマートフォンの女性ユーザーの4割が、「OSがわからない」と答えているというのがショッキングな内容として様々なニュースに取り上げられていました。
ただ、これにはちょっとアンケートにギミックがあって、iOSはバージョンを聞いていないのに対し、Androidは細かくバージョンまで聞いています。つまりバージョンが「わからない」と答えた層が含まれているように思えます。
ただ、本当に「OSは何でもいい」というように考えている方もいるのも事実だと思います。
これもキャズムを越えて、マジョリティ層が購入しはじめた現象と考えればよいでしょうか。ニュースリリースでは女性だけに言及してありましたが、男性でも一定数いそうです。
スマートフォンは、OSや使うアプリケーションによって使用イメージが全く異なります。今後、よく知らずに買った後、後悔する人が増えやしないか大変心配になります。
話は変わりますが、私もつい先日、女性経営者の方とコンサルをしているときに同様のことに気付きました。
「私もスマートフォンに買い換えたいけど…」という雑談の中で、一番のご要望が「今のメールアドレスをそのまま使いたい」という点でした。
キャリアを変わればメールアドレスは変わるものだし、メールアドレスを新規取得すれば迷惑メールも来なくなるし、いざとなれば仕事用には独自ドメインのメールアドレスがあるし…、等と考えていた私にとっては、その発想がなくびっくりしてしまいました。
なんとなく「流行っているから」ではなく、「何ができるか」、「何をしたいか」で選ばれたほうが、きっと「スマートフォン」に対するイメージが変わりますよ!
コメント
こんばんは。
なんとなくスマートフォンが欲しいという輩は、痛い目にあえばそれでいいんだと思います。
どんなに一生懸命、事前に説明しても、わかってもらえない。
これまで何度となくそう感じてきたので。
Xさん、コメントありがとうございます。
今まで全く知らないIT用語が平然かつ次々と使われてしまうスマートフォンでは、利用者側は説明を聞いても理解が追いつかないですよね。
メーカーの営業マンやキャリアの販売員よりも詳しいコアなファンが店頭に買いに来る一方、まったくの初心者の方々も同じ機種を買い求めるようになったワケですから、現場は大変そうです。
とはいえ、サポートを完全に諦めるわけにはいきませんから、アップルの「AppleCare」のように、手厚いサポートを必要とする人には「別途有償(+7,800円)で対応」するというのが解決策の1つになるかもしれません。
「購入者全員が平等にサポートコストを負担」という方法では、高度なIT通信機器の場合は割が合わない可能性があります。