2009年から2011年3月まで実施された「家電エコポイント制度」の効果について、取りまとめが出ています。
記事内で、
経済活性化については、薄型テレビ、エアコン、冷蔵庫の家電三品目で、約2.6兆円の販売押し上げ効果があったと分析。予算額(6,930億円)の約7倍の5兆円に及ぶ経済波及効果があり、約32万人/年の雇用を維持/創出できたとする。
とあるように、相当の効果があったようです。
私もこの時期にエアコンを新調しましたが、もらったエコポイントをEdyに交換すると、無理なく消費することができました。エコポイントの交換先が非常に多く使いやすかったように思います。
また、地デジ対応のため液晶テレビを買わねばと思っていた家庭の需要も高く、エコポイント期限間近では各家電店で売り切れ続出していたのも記憶しています。
何かを普及させたいというときには、このエコポイントのような政策は、投資対効果が高いようですね。(あまり乱発しすぎると効果が薄まってしまうと思いますが)
身近な例でも、小売店などでポイントカードやクーポン券、スタンプカードなど再来店を促すツールを使うことによって、業績を伸ばしているところも多くあります。マーケティング施策の1つとして覚えておいてよいのではないでしょうか。