(誤解のないよう予め書いておきますが、私は東京都民ではないので、特にどの候補者に思い入れがあるというわけではありません。下記は、今後の「日本の選挙全体」の有りようについての個人的な意見です。)
東京都知事選の結果が出ましたね。
事前の予想通り、石原さん以外の候補者は票が割れ、石原さんの圧勝でした。
3期の実績に加え、支持層が高齢者を中心としていますので、よほどのことがない限り、他の立候補者には勝ち目の薄い戦いでした。
今回の年齢別のグラフはとてもわかりやすい形をしていました。
20~30代は東国原さんに投票したのに…これが現実
若い有権者は東国原さんを支持したようです。
ですが、少子高齢化が進んだ日本では、世代間で戦うとまず確実に負けてしまいます。
今回のように明確に結果が見えてしまうと、若い有権者は今以上の選挙離れ(政治への無関心、投票の放棄)を起こしてしまうかもしれません。
最終的に、アルファブロガーのお一人であるちきりんさんの指摘のような社会が訪れそうです。
私は今30代ですが、自分も60代になったら、きっと自分達に有利に動いてくれる政治家に投票します。
このことは、つまり、1人1票(選挙)という手段では、日本において「若い世代が上の世代に勝つ方法は今後訪れることはない」ということを示しています。
この流れを変えるのは、選挙の方式を見直したり、投票率を上げる施策(IT投票など)が必要だと思います。
(もっとも、別の不平等を生み出しそうですし、日本は外からの有事が起きないと行動できない国民性なので、なかなか実現が難しいと思いますが…。)
そんなことを考えていた日曜日でした。