Webブラウザーの世界シェアで10%近くになってきたChrome。
飽和状態のWebブラウザー業界で、少しずつシェアの伸ばしています。
自分ではChromeを使っていますが、バージョンアップによって挙動がコロコロ変わるので、初心者の方には基本的にInternet Explorerをオススメしています。
とはいえ、技術的に面白いのは確かです。
最新のChrome 8では、PDF閲覧機能が搭載されました。
PDFビューワーを統合した「Google Chrome 8」の安定版リリース
「えっ? PDFなんてAdobe ReaderやFoxit Readerなどのプラグインを入れればいいじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですが、最初からブラウザに搭載されているのが肝で、Chromeならではの工夫がされています。
まず、セキュアなサンドボックス内でPDFを実行していること。
Adobeは素晴らしいソフトウェアを世に送り出すのと同時に、よくセキュリティ問題を引き起こす常習犯でもあります。Chromeではサンドボックス(保護された領域内)でPDFを閲覧するようにしてセキュリティを高めているのが特徴です。
そして何より嬉しいのは、このPDFビューアーが超高速であること。
おそらくFoxit Readerと比較しても速い場合があるのではないでしょうか。まるで事前にデータをキャッシュしていたのでは?と思うくらい、インターネット上で公開されているPDFの読込・閲覧が速いです。
どの程度PDFの再現性があるのか不明なので、私はしばらくは
・ローカルに保存されたPDFを閲覧するならFoxit Reader
・インターネット上のPDFを閲覧するならChrome
で運用してみようと考えています。