日経ソリューションビジネス(2009年末に休刊)が2002年から掲載してきた調査企画の2011年版が公開されました。
ITベンダーだけでなく、ユーザー企業側の人気資格もわかるのが特徴です。
ITベンダーの技術者/営業担当者、ユーザー企業のシステム担当者が「取得すべき」資格ベスト3
を見てみますと、不動の人気のプロジェクトマネージャ、そして少なくとも取っておきたい基本情報処理技術者がやはり強いですね。
また、国家資格ではないものとしては、PMP、ITIL、ITコーディネータあたりも人気が上がってきているように思います。
ビジネス分野のTOEIC、日商簿記、中小企業診断士は、ITに限らずどの仕事に就いても役立ちそうですね。
私がちょっと意外だったのは、ITベンダー系でセキュリティ関連の資格(ISMSや情報セキュリティスペシャリスト、システム監査技術者など)が上位に入っていないことです。
クラウドをはじめ、これから「インターネットと企業の機密情報が一体となったセキュリティ」が本格的に花開こうという時期に、関心が上がってきていないのが不思議です。
(逆にいうと、それらの資格を今の内取っておくと、他の人との差別化になるのかも…?)
いずれにしても、人気のない資格をたくさん持っていても実際に役に立つ場面があるか微妙なので、これから勉強を始めるという方は参考の1つにしてみてはいかがでしょうか。