日本全体に光回線によるブロードバンドを引きましょう、という「光の道」構想があります。
それには様々な経済的な問題点があって、なかなか先に進んでいかないのですが、もっともやる気を見せているのがソフトバンクの孫正義社長です。
以下は、民主党議連でプレゼンされた内容です。
孫正義、民主党議連で吼える。「わが国の情報通信戦略について」書き起こし
内容の是非はともかく、熱いプレゼンの事例の1つとして参考になると思います。
(スティーブジョブズに限らず、経営者はプレゼンが上手であることも大切な要素の1つですね。)
私も、「インフラは政府主導で作り、そこに乗っかるビジネスは民間主導で作る」という案には賛成です。
情報インフラは既に公共性のある財だと思いますし、民間で点で改善していくより、政府が面で改善したほうが高効率です。
その方法として、電力会社のように地域ごとに管轄するのか、旧電電公社のように1社で管轄するのかは、ビジネスのスタイルに合わせればよいと思います。
孫社長のプランについて、「実現可能性がどの程度あるのか?」という証明は、「絶対に成功しない証明」をするのと似て、どこまで議論しても明確な結論が得られないかもしれません。逆に、このプランより良い案があれば、そちらを提示するほうが建設的です。
決断力が疑問視される政治がしばらく続いていますが、光の道構想はどうなってしまうのでしょうか。今後も注目していきたいと思います。