今週はITコンサルティングとHP制作に関する仕事であちこち飛び回っていましたので、今日はおとなしく家で…と思っていたら、クライアントの方から連絡があり、「e内容証明サービスを利用したいけど動かない」とのことでした。
インターネットから内容証明郵便を差し出すことができる「e内容証明」サービスなのですが、これがビックリするほどダメダメな(失礼…)サービスでした。
まず、利用条件がダメダメです。
動作環境をみてもらうとわかるのですが、なんと今時、
「Windows Vista/Windows 7」では動作しません。(Mac OSのことなんて、最初から眼中にない??)
次に、説明書のダウンロードがあるのですが、今時「Wordファイルをexeファイル(実行形式)で配布」です。世の中には、PDFという便利なフォーマットがあるのですが…。(Wordをインストールしていない人は説明書の閲覧から躓いてしまうと思いますが…)
おまけに、Office2010で開くと、
「このファイルに問題が見つかりました。このファイルを編集すると、コンピューターに被害を与えるおそれがあります。」という警告が出るおまけ付き。
まぁ、Word2007/2010は動作環境に含まれていないので、別に良いという判断でしょうか?
ほかにも、MSゴシックやMS明朝のJIS2004対応フォントを使うと文字化けが発生するとか、環境によってはプリンタドライバのインストールでコケるとか、トラップのオンパレードです。
もちろん、Virtual PCだとか、XP Modeだとか、JIS2004対応フォントのアンインストール(!)だとか、回避の方法はなきにしもあらずですが、よほどの知識がないと途中でめげてしまうと思います。
要は何がいいたいかというと、「日本郵便は早く新バージョンを開発したほうがいいのでは?」ということなのですが。
体に障害があるなど何かの事情により外出が難しい方でも、自宅からインターネットを使って内容証明郵便が送れるというのはとても良いサービスだと思いますので、ぜひ日本郵便のシステム担当者は頑張ってほしいと思います。