参院選、投票所に行く前に

選挙期間中なので、どこを応援するとかではなく、情報源として知っておきたい内容をいくつか紹介しておきます。

まずトップバッターは、やはりGoogleのまとめサイトでしょうか。

Google 未来を選ぼう 参院選 2010

地図から自分の住んでいる都道府県をクリックすると、自分が投票できる候補者の情報がたくさん出てきます。

HPやTwitter(選挙中は候補者は更新できません)、ビデオ、その人にまつわるニュースが一纏めで俯瞰できますから、おおよその雰囲気を掴むことができます。

一般の方は、自分が投票できる候補者の演説を一人一人聴いて回るわけにもいきませんので、このようにまとめて表示してくれると、自分が誰に投票すべきか情報を得やすいのでありがたいですね。

惜しむらくは、「各政党のマニフェスト比較を徹底的にやって欲しかったな」というところです。
ですが、他のニュースサイトでも簡単に一覧で見れるようにまとめてあるところがいくつかりますので、それを利用すると便利でしょう。

時事ドットコム:衆院選・主要政党のマニフェスト比較
参議院選挙2010 マニフェスト早見表 – Yahoo!みんなの政治

論点の1つは財源確保をどうするかだと思いますが、あまり適切な方法ではないですが、日本全体を「1つの家族」と考えるとわかりやすいでしょうか。

「日本一家」は、おじいちゃん・おばあちゃんが多めの家族で、老後を安心させてあげたいけど、その持ち出しのお金は主に働き盛りの年代の財布からの持ち出し(税金)です。その働き盛りは年を取っても給料が上がりにくく、子供を持ってもきちんと大人になるまでお金を出してあげられるか分からない状況のため、子供は少なめに作ろう(1人の女性が生涯に産む子どもの推計値は約1.4人程度)、という状況です。

この家族は、このままほっとくとこうなります

そのため、タンスの中のへそくり(埋蔵金)を探したり、節約(事業仕分け)をしましたが、まだまだどうにもお金が足りません。

家計を助けるため、新しい仕事や海外で売れる商品を考えたり(経済重点政策)、稼ぎ頭にお金を出してもらったり(所得税)、みんなで出し合ったり(消費税)しないといけませんね。

「バラマキ」は一瞬喜べますが「自分の財布から出している」と考えると、素直に喜べませんね。

実は、年齢分布の通り、働き盛り、それからこれから社会人になる若い人たちが負担すべき内容というのが非常に大きいんですよね。
(そういった意味で、「ネット選挙」は若い人たちの関心を惹くにはよい手法だと思ったのですが、今回は見送られ残念です。)

最後に、以下の2つの記事をご紹介します。

選挙プランナーの松田馨さんの記事ですが、非常に興味深い内容です。「なぜ選挙に行かなければならないのか」がわかりやすく述べてあります。特に、20代~30代の方は必読です。選挙の内情を知るという意味でも、ご一読されることをオススメします。

これが日本の「選挙」の知られざる実態、選挙プランナーの松田馨さんにインタビュー

ネット選挙解禁で日本は変われるのか、「政治の暗黒面」と「望む未来に変える方法」についてとことん聞いてみた

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