以前、マネタイズに関連する記事として、
携帯サイトにも有料課金のサイトが増えている
という内容を書きましたが、今日はクックパッドの話を。
クックパッドは、いわずとしれた巨大レシピ共有・投稿サービスです。
クックパッド
会員数はおよそ700万人。…すごいですね。
そのマネタイズの方法について、以下の記事がとてもよくまとめられていました。
3本柱として、
1.マーケティング支援事業
2.広告事業
3.会員事業
が挙げられています。
このうち、広告事業と会員事業については説明の必要もありませんが、一番大きな収益を上げているのがマーケティング支援事業であることが見逃せません。
クックパッドは当然、料理に興味がある主婦層などのユーザーが大勢いますから、そこをターゲットに定めている企業が、クックパッドと組んで企画やキャンペーンを張ることで、大きな効果を狙えます。
下手にテレビCMを打つより、約700万人の主婦を狙い撃ちしたほうがより確実だ、ということでしょう。
つまり、pixiv(イラストコミュニティ)などのような、ある分野に特化したコミュニティサービスやSNSは、非常に市場価値が高いことになります。
クックパッドの場合、単純な広告事業ビジネスは全体の25%に過ぎず、すでに広告だけに頼るビジネスモデルからは脱却しているといえるかもしれません。
「特定分野でNo.1」
これは、ネットだけに限らず、様々な方面で今後重要なキーワードだと思います。
追伸
以前より、「○○といったら■■(会社名)」と言われるようになる「ブランド想起」という考え方がありましたが、これがさらに細分化されていく印象でしょうか…。