ドラッカー365の金言

仕事や人生において、ふと目標を見失うことがあるかと思います。
そんなときに読んでほしい本として、この本をご紹介します。

ドラッカー 365の金言
ドラッカー 365の金言

posted with あまなつ on 2008.09.11
ダイヤモンド社(2005-12-02)
売り上げランキング: 21994
おすすめ度の平均: 4.5

4マネジメントを読み、考え、実践するための教本だが、三日坊主で終わらぬように
5毎日少しづつ
5勇気がでます
5生涯のバイブル
5■ 普遍のビジネス真理

毎日1ページずつ読むもよし、なにか仕事に行き詰まったらパラパラとめくるもよし、短くても元気の出る文章や、気をつけたいポイントの警鐘などが書いてあります。

たとえば、私は9/1の言葉はグッときました。

 通常、仕事についての助言は計画せよから始まる。もっともらしく聞こえる。問題は、それではうまくいかないことにある。計画は紙の上で消える。よき意図の表明に終わる。実行されることは稀である。
 私の観察では、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとらわれているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、自らの時間に対する非生産的な要求を退ける。そして最後に、そうして得られた自由な時間を大きくまとめる。
 したがって、時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが、成果をあげるための時間管理の基本となる。

私の誕生日、10/19からも一節。日本も、企業内にお金を貯め込みつつ、従業員の給料が上がらない状態が長く続くと「憤りとしらけが蔓延」するのでは?

 私が支持するのは自由市場経済である。さほどうまく機能しえているわけではないが、他よりはましである。
 資本主義に対しては、重大な疑念を抱いている。経済を最終目的として偶像化している。あまりに一元的である。たとえば、私はアメリカの経営者に対し、組織内の所得格差を二〇倍以上にするなと何度もいってきた。これを越えると憤りとしらけが蔓延する。経営陣が大金を懐に入れつつレイオフを行うことは、社会的にも道義的にも許されない。そのような行為が組織にもたらす憤りとしらけは、必ず高いつけとなって返ってくる。

もう1つ、11/6の企業やNPOにおける戦略の位置づけについて。

 善意で山は動かない。山を動かすのはブルドーザーである。使命と計画は善意にすぎない。戦略がブルドーザーである。戦略が山を動かす。
 とくにNPOでは戦略が重要である。成果を求めて働くようにさせてくれるものが戦略である。戦略が意図を行動に変える。いかなる資源と人材が必要かを明らかにする。

惜しむらくは月ごとの目次が途中に挟まっており、全体としてのリファレンス性が低いことでしょうか。それでも、何か気づきが得られると思いますので、オススメの本です。

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