今日は渋谷でITコンサルティングを行います。
さて先日、とあるスーパーに入ったら、ベトナムダウニーが売られていました。
パッケージはそのままで、裏面に日本語の「家庭用品品質表示法に基づく表示」シールを貼っただけという、お手軽なものでした。
POPのつづりが「Surise」になっていますが、「Sunrise」の間違いなのでは(笑)、というツッコミを忘れるくらい格安ですね。
全国展開されるメーカーブランドであるNB(ナショナルブランド)商品と、スーパーなどが展開するPB(プライベートブランド)商品の戦いも熱いですが、それだけではなく、いったんゼロベースで考えて「他の手段がないか新しい視点で考える」という意味で、面白いと感じました。
コメント
この手合い(シールだけ貼って流通に載せる)の商品は、輸入物の酒とか缶詰にはこれまでも多々ありましたけど、ついに「洗剤」の分野にまで広がって来たのですね。
輸入されてた酒・缶詰は「そもそも日本では作られていない」ものでしたが、洗剤は「代替がある」商品故、これは価格を安くする為にやってる事なのでしょう…。うーむ…。
そうそ、NBとPBは、思っているほどには熱い戦いをしてません。
特に食品の値上げが相次ぐなかでは、NBの会社とスーパーが協力して、PBを使って値上げを段階的に行う「踏み台」に利用してます。
PBつっても、作ってるのはNBの会社…という商品もおおいですし、
NB:通常価格358円が、セール期間298円!(あら60円安いのね)
PB:通常価格258円。
↓
次の週
NB:通常価格388円(値上)
PB:通常価格258円(そのまま)
↓
次の週
NB:通常価格388円が、セール期間318円!
PB:通常価格258円(そのまま)
「あら、NBの方は今日買うと70円もお得なのね~」
PBの値段を「変動させない」事で、「変動するNBの商品が心理的に『お得』に感じる」ようにして、消費者(わはは、私達だ)の値上げ抵抗感を薄めるという…
NBとPBで、同じメーカーがパッケージだけ替えて販売しているものについては、おっしゃるとおり、よく見ないと「騙された!」感がするものですよね…(笑)。
とはいえ、ショップ99のように売値が99円(税込104円)と決まっているものについては、原価高になると相当ツライものがあるかと思います。
そうなると、少しずつ包装や具材やらがだんだん薄く&少なくなってきて、「こんなにペラペラなら、50円値上げしてでも食べ甲斐のあるもの提供してくれ!」となってくるのですから、消費者心理というのは不思議なものです。
おっしゃりとおり、「値段維持して質を落とすくらいなら、いっそ値上げしてくれ!」て言いたくなるのもありますよね。サクラクレパス社の『ピグマ』ミリペンとか。無理して200円維持するより、いっそ300円にしろと…。