日本でも試みがスタートしたフリーミアムとは?

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クリス・アンダーソン著書の『フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』という本をご存じでしょうか?

小林弘人
価格
一読の価値はあり
競争市場では、商品の価格は限界費用に限りなく近づく。デジタル情報の限界費用は実質0円である。よって、デジタル情報の価格は原則0円となる。しかし、デジタル情報が0円になって、その希少性が原則として失わ…

期間限定とはいえ全文をインターネットで無料公開し、ダウンロード件数が数十万件に達しても、本屋で売っているこの著書は大ベストセラーになる、という現象が起きています。

また、この本に影響されて、日本でも次々と「本は有料で売るけど、(期間限定で)ネットからダウンロードは無料」という戦略を取る本が出てきています。

『生命保険のカラクリ』 |「この本、丸ごと無料です」
『クラウド時代と<クール革命>』 |角川歴彦

なぜこんなことが可能かというと、「フリーミアム」という戦略が取られているからです。

フリーミアム(Freemium)とは、基本的なサービスを無料で提供し、さらに高度な機能や特別な機能について料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。「フリーミアム」(Freemium)という単語は、「フリー」(Free、無料)と「プレミアム」(Premium、割増)という、ビジネスモデルの2つの面を組み合わせて作られたかばん語である。
(Wikipediaより)



著者であるライフネット生命保険株式会社副社長の岩瀬大輔さんが、自ら分析しています。
書籍の「フリー」化で、出版社は損をするのか: 生命保険 立ち上げ日誌

ネットサービスでは、「広告収入以外の収入源」として「フリーとプレミアム(有料制)をうまく使い分ける」というのが常識化してきています。

ただこれを書籍販売という従来からのビジネスに当てはめて展開すると、ちょっとビックリしてしまいますよね。

この戦略が成功する理由はいくつか考えられますが(例えば、良い本であれば最初に読んだ人が他の人に勧めてくれる口コミ効果とか、話題性を呼びニュースサイト等が扱ってくれる宣伝効果とか)、逆に、多くの本がこの戦略を取り出したとき、フリーミアムの効果が薄まる可能性はあります。

いずれにしても、電子出版なども控え、大手出版社が新しい取り組みを開始しているのは間違いありません。
注目していきましょう。

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