ノークリサーチさんが、またまた面白い調査をしていたので紹介します。
中小企業はWindows10に移行するか?
ノークリサーチさんが日本全国/全業種の年商500億円未満の中堅・中小企業を対象に、496社に調査を行っています。
2015年 Windows10リリースが中堅・中小企業に与える影響に関する調査報告
その中で、中堅・中小企業がWindows10に移行するかという質問に対して、
- 所定期間内にWindows10への無償アップデートを行う 18.5%
- 所定期間内ではないが、Windows10へのアップデートを行う 14.3%
- Windows10にはアップデートせず、現在のバージョンを継続利用する 28.6%
- 現時点では判断できない 31.7%
となったそうです。
詳しくは↑のリンク先を見てもらいたいのですが、無償アップデートを行うのが2割弱、直近1年以内にアップデートしないけどいつかやるという回答も含めて、3割強程度。
まだまだ、アップデートしそうにないですね。
Windows10にしないのはどうして?
実は、私の多くのクライアント企業さんでも、Windows10にすると答えた方はいませんでした(笑)。
というのも、今のWindows7/8.1で満足しているようなのですよね。
むしろ、Windows10にすることで、せっかく安定しているPCや周辺機器が動かなくなるのではないかという恐怖心があるようなのです。
もちろん、Windows10のアップグレードがよくできたソフトであることは認めるのですが、アップグレードをすることで不具合が出てしまったPCというのも少なからずあります。
今の社内の環境で、どうしてもWindows10にしなければならない理由が見つからないのです。
また、上記調査内にもありますが、Windows10からの「Current Branch」および「Current Branch for Business」みたいな話が出てきたら、余計こんがらがりそうな気がして仕方ありません。
(もちろん、否定的に言っているのはなく、Macみたいに古いものは切り捨てる、みたいな態度を取らないだけ、Microsoftは多くのビジネスシーンで信頼されていることでもあると思うのですが。)
なんとなくですが、このまま時が流れていって、「Windows7/8.1のパソコンが壊れたから、仕方なくWindows10(またはそれ以降)」というのが数年後にメインになって、「仕方なく普及している」ような気がいたします。(苦笑)