電力は安いところから調達するという発想は定着するか?

セブンイレブンの近畿約1000店が、関西電力の値上げに応じて、東京電力から電力を調達するというニュースが出ていました。

セブンイレブンが近畿約1千店で東電から越境調達 関電の大幅値上げ対策で – 産経ニュース

電力を安い電力会社から仕入れるという発想

今まで、電力会社は守られ過ぎていた感がありますので、ここいらで大手企業からどんどんこういった戦略を打ち出してほしいところです。

ちなみに、セブンイレブンでは、今回の切り替えによって年間で約2%、数億円規模のコスト削減につながると見込んでいるそうですよ。

次は、クリーンな電力を仕入れるという発想が受けるかも?

さらに将来を見越すと、次は「クリーンな発電から受けた電気を使いたい」という消費者ニーズが出てくるかもしれないな、とふと感じました。

私は「今は原子力発電再開もやむなしだが、自然エネルギー発電が発達した暁には、全面停止してほしい」派です。

日本は国土が狭いので、太陽光発電や風力発電などより、地熱発電や波力発電に向いているのではと思いますが、いずれにせよ技術力の向上で、自然エネルギー発電量が増えていくんじゃないかなと思います。

そうすると、スマートグリッド等の発達も手伝って、電力を選べる時代が来るんじゃないかなと思います。

そうなったとき、「経済的、環境的、心理的に考えても、原子力発電はナシだな!」という時代がくれば、消費者は自然エネルギー発電を選好するようになり、電力会社もフクシマのように保証しきれないほどの経済リスクを背負いながら無理して原子力にこだわるという必要もなくなるのではないかと思います。

そのときが、本当に原子力発電が終わるときかもしれません。

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