マイクロソフトの標準のファイラーである「エクスプローラー」で満足できない方、あるいはより複雑な操作にも耐えうるファイラーを探している人向けの情報です。
オリジナルのファイラーを使うワケ
その昔、MS-DOS時代には「FD」という使いやすいファイラーがあり、Windowsの時代になって、「卓駆」というFDの操作の流れを引き継ぐ素晴らしいファイラーがありました。(古すぎて、今の若い方は知らないと思いますが・・・^^;)
で、このITコンサルタント日記のアクセス解析をボヤっと眺めていたら「卓駆」というキーワードで来ている人がいて、「ああ、未だにあの素晴らしい操作感を求めている人がいるんだな」と思い、記事にしようと思った次第です。
これらのファイラーがWindows標準のファイラーと大きく違うところは、「キーボードで操作」することを前提として作られているということです。
例えば、ファイルの名前を変更したければ「R」と押すだけですし、フォルダを作りたければ「K」と押すだけです。
一度このファイル操作の方法に慣れてしまうと、マウス操作なんて遅い!と思ってしまうのです。(笑)
また、お気に入りのフォルダを同時に複数同じウィンドウで開いたり、複数のファイルを連番で通し直して一気にリネームする等の複雑な操作も可能ですし、今見ているフォルダをカレントディレクトリにしてDOSプロンプトを1ボタンで開く、・・・とかも可能です。(笑)
あと、キー設定も自由に変えられるので、例えば私だとテンキーの「0」を押すとデスクトップフォルダがすぐに開き、「1」を押すとCドライブのルート、「2」を押すとDドライブのルートが開く…などなど、どんどん自分の使いやすいようにカスタマイズできるのです。
普通はそこまでやらないけど、上級者になってくるとこういったオリジナルのファイラーが使いたくなってくるのです。
で、今はどれがいい?
で、肝心の、どのファイル操作アプリケーションが良いかですが、この2つが今のところ気に入っています。
X-Finder – ランチャ機能をはじめ、多数の便利な機能を備えたタブ切り替え式ファイル管理ソフト
As/R – ハイレベルな拡張性とカスタマイズ性が魅力の上級者向けファイル管理ソフト
X-Finderは、タブ切り替えのファイラーとしては標準的なレイアウトで、とてもわかりやすくていいのではないかと思います。
一方のAs/Rは、これまた定番の「まめFile」というソフトの後継として作られたもので、超高機能すぎて最初はかなりとっつきにくいと思いますが、細かなカスタマイズができますので、慣れてきたら手放せなくなってきます。
私は「まめFile」を愛用させて頂いていたので、今はAs/Rを中心に使っています。
ぜひ、ファイル操作に時間がかかりすぎて、煩わしい…と感じている方は、オリジナルのファイラーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?