最近、よく「スマホで○○の代わりをする」というネタの1つに、「スマホを鍵の代わりにする」という市場が盛り上がっているな、と感じています。
スマートロック市場について
下記の記事が良くまとまっていました。
スマホが鍵になる錠前ロボット「Akerun」、日本のスマートロック市場を切り開く – インターネットコム
この記事で紹介されているだけでも、
- Akerun
- Kleidoma
- Sesame
- danalock
- Qrio Smart Lock
などが紹介されています。私が知っているのは、danalockとQrio Smart Lockだけでしたが、色々出てきているんですね。
今や、1人1台のスマホといっても良いくらい、普及してきていますから、わざわざ鍵を持たなくても済むというこれらのサービスに注目が集まるのも無理ないかもしれません。
で、普及するの?
・・・というところが、今一番気になるポイントですよね。(笑)
私が気になるだけでも、
- 鍵をなくす人より、スマホをなくす(置き忘れる)人のほうが多そう。
- バッテリーが完全放電した状態で家に帰ってきたらどうするか?
- 鍵側の電池が切れたらどうするか?
- 機種変更のときに、鍵機能まで忘れずにきちんと移行できる人がいるのか?
- 小さな子供に携帯やスマホを持たせたくない親はどうするか?
- 電子ロックのハッキング、あるいは物理的なピッキングにどう対応する?
などなど、ちょっと考えただけでもいろいろ出てきます。
よくよく考えると、物理的な鍵というのは本当によくできていて、その利便性をスマートロックが超えていけるかどうかというのは、本当に難しい問題ですね。
なんだ、物理的な鍵のほうが、厄介事が少なくていいじゃん、ってことになりかねません。
とはいえ、熱い市場になりそうな気配
否定的なことばかり書いてしまいましたが、私は「技術は困難を乗り越えていくもの」と考えていますので、不安面をすべてクリアして、いつかは物理的な鍵を超えた便利な「新しい鍵」となる可能性はあるのではないか、とも思います。
また、スマートウォッチをはじめとするウェアラブルデバイスや、近距離通信技術にも親和性が良さそうな気がします。
今後の展開が楽しみですね。