ようやく、国際刑事警察機構(インターポール)が、今月からインターネット版のインターポール「IGCI」が本格稼働するそうです。
IGCIって何?
IGCIとは、The INTERPOL Global Complex for Innovation という名前で、シンガポールに設置された総局で、国際サイバー犯罪捜査の調整や支援を行うそうです。
サイバー捜査、国境の壁破れ 解説スペシャル : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
平成12年まで3人だったそうですが(苦笑)、現時点で23か国の117人。
2016年中に200人体制まで持っていきたいそうです。
日本のセキュリティ会社がかなり協力してる…
記事をみて感じたのですが、カスペルスキーをはじめ7企業・大学から専門家が派遣されているとのことですが、うち5社はラックとか、セコムとかの日本企業だそうです。(ちなみに、初代の総局長には、警察庁から派遣された中谷昇氏が就任したそう。)
あれ、「日本にはセキュリティ人材が不足している」って話はどこに??(笑)
いや、技術は高いけど、人材が不足しているのかな?(^^;)
今まで国際サイバー犯罪にはお手上げだった各国警察
今まで、国が違うところから攻撃されると、その足取りを追うのは本当に難しいようでした。
国によって法律が違うし、他国からのサイバー犯罪捜査協力より、自国のサイバー犯罪捜査のほうがどうしても優先されてしまいますし(何週間もたってから返事が来るか、無視されるか…)、そうこうしているうちに犯罪者はサーバーを使い捨てして、逃げちゃうでしょうし…。
IGCIの本格稼働によって、これらの情報連携の遅さを改善する動きが広がることが考えられます。
この取り組みがうまくいって、各国警察から信頼を勝ち得たら、さらに検挙率が上がっていくでしょうね。
いやほんと、期待しています!