今日はAmazonの今後の戦略についての話です。
ローソンで始まった冒頭写真のキャンペーンはご存じでしょうか?
ネットからAmazonで購入して、ローソン受取りをすると、マチカフェやAmazonポイントがもらえるというキャンペーンです。
最初にこれを見たとき、
「ああ、Amazonは将来的にはコンビニに近づいていくのかな?」
と直感的に感じました。
というのも、Amazonは最初は「本屋」さんだったのですが、今や何でも買える「総合ショップ」となっています。
しかも、欲しいものが、いつでも、簡単に、早く手に入る。
・・・これって、要するにコンビニですよね?
Amazonから注文すると最短で2日で商品が手に入るそうですし、Amazon自身が提供する「Amazonプライム」サービスにおいては、即日配送サービスなども始めています。
こうなってくると、もやは受取場所だけの問題であり、定価販売を基本とするコンビニとどう違うのか、という話になってきます。
しかも、私達はもうコンビニで代金を支払ったり、品物を受け取ったりすることに慣れてしまっていますので、心理的な負担はないはずです。
そう考えていくと、コンビニとAmazonとの差は、「即時に商品の入手」と「商品点数の違い」くらいになってきますので、もはや戦略上の違いをどこに置くか、だけの差になってくるかもしれません。
おそらく、Amazonは今後ももっと配送効率を高めてくる戦略を取るでしょうから、コンビニもPB商品や生もの(食べ物)の扱いを強化して、Amazonが手を出せない領域を積極的に作っていかないといけないかもしれません。