(出典:東京メトロ)
「オープンデータを使ってアプリを第三者に作ってもらおう作戦」
が、今後流行るかもしれません!?
というのも、東京メトロが、オープンデータを公開するので、運行・遅延情報アプリを第三者に作ってもらい、一番良い作品に賞金100万円をプレゼントするという懸賞コンテストをやっています。
~東京メトロ創立10周年記念~
日本の鉄道事業者として初めて全線の列車位置等をオープンデータ化 オープンデータ活用コンテスト(PDF)
これで思い出すのが、以前当ブログでも取り上げた、「西鉄バスナビ」というアプリです。
こちらも、元々は第三者が作っていて、後で西鉄がアプリを買い取って公式アプリにした、という面白い事例でした。
つまり、
・アプリを公募することで話題作りになる。
・100万円(賞金総額200万円)で便利なアプリが完成する。
という、一石二鳥が狙えるからです。
通常、スマホアプリをITベンダーに依頼したら、普通に300万円前後、あるいはそれ以上を請求されるパターンも多いのではないでしょうか。だから、100万円の賞金くらいは、全然問題ないわけです。
逆に、これを悪用して(?)、
「おお、安くアプリできていいじゃん!!」(開発コスト削減)
「公式アプリじゃないから、弊社に文句言わないで!」(クレーム対策)
ということを主目的にするとなると、これはちょっと考え物ですね。(苦笑)
とはいえ、一般消費者の立場からすると、「オープンデータ+使いやすそうな複数の便利アプリが出てくる」ことはウェルカムですし、流行るかもなぁ・・・と感じた次第です。