Facebookが空恐ろしくなるような実験をやっていました。
Facebook、ユーザー約70万人のニュースフィードを操作した実験結果論文を発表 – ITmedia ニュース
この実験は、Facebook会員の約70万人に対して、意図的にニュースフィードのアルゴリズムを操作して、「ポジティブな言葉を含む投稿の表示を減らしした場合、ユーザーの投稿にネガティブな言葉が増えるか」等の実験を行ったそうです。
その実験の結果、Facebook上でも情動感染(ある人の感情がある人へと感染すること)があることが証明されたそうです。
ただ、これに関しては、当然のことのようにプライバシー侵害にあたるのではと反発が起きていて、研究者が謝罪することになったようです。
フェイスブック、ユーザー70万人を操作実験 研究者が謝罪 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)
まぁ、当たり前ですよね。本来「いいね!」というポジティブな感情でつながるはずのFacebookにおいて、意図的にタイムラインをいじられてポジティブな投稿が見えなくなっていたのですから。
そもそも、実験するまでもなく、ネット上でネガティブな投稿、記事ばかり読んでいたら、自分の気持ちだって沈むことは、ほぼ誰もが経験上から理解できることです。
ましてや、今回は自分の親しい友人・知人のFacebook投稿ですから、自分の感情に全く影響を与えないほうがおかしいともいえます。
むしろ、私は大手のSNSが意図的に操作ができることのほうが怖いな、と感じました。
これは情報のコントロール権があるのと同じことです。
悪用しようと思えば、サービス事業者側にとって都合の悪い投稿は極力他人のタイムラインに乗らないようにし、情報拡散したい投稿は意図的に他人のタイムラインに掲載されるようにもできるのですよね。
全世界的にも、ややFacebookの人気にかげりがみえてきているのも気になります。
あまり不誠実なことを続けていると、Facebookといえども他のSNSに主役の座を奪われないとも限りませんね。