(出典:Apple – iTunes – iTunes Match)
いよいよ、というかようやく、日本に「iTunes Match」がやってきました。
(アメリカに遅れること、約3年くらいですかね?)
「iTunes Match」とは何かというと、iTunes上に登録しておいた楽曲が、ダウンロード購入した曲であっても、CDでリッピングした曲であっても、iTunesが動くすべての端末で再生できるというものです。
iPhoneの中には最初楽曲が入ってない場合が多いので、その場合はクラウド上から256kbpsのAAC方式の楽曲が新規にダウンロードされて、再生されます。
ですからそれ以上の高音質でリッピングした楽曲がある場合、自分の手元にあるものを使ったほうがいいです。(といっても、この制限はモバイル通信の回線速度と7GB制限を考えると、今は妥当なラインじゃないかと思います。)
年間利用料は3,980円です。
定額音楽配信サービスは海外では当たり前で、日本でもいくつかは存在しますが、「自分のいつも聴いている/聴きたい楽曲が登録できない」というジレンマがありました。
そういう意味では、iTunes Matchは「簡単に、いつでもどこでも、自分が聴きたい曲が聴ける」という点において優れているのではないかと思います。
日本もようやくここまで来たか、という感じになりましたね。
個人的にとても悔しいのは、この分野のサービスは元々日本企業が業界をリードしていけていたはずなのに、著作権者との調整に手間取り、あっという間に海外勢に追い抜かれたことです。
(これは音楽の記録メディアを巡る戦いにおいて、ずっと繰り返されてきたことです。具体的にいうと、Appleが突破口を開いて、それにしぶしぶ他社も周回遅れで追随する、という流れです。)
今回も、Appleが日本での道を切り開いたので、「Google Play Music」や「Amazon MP3」なども同様のサービスを日本で始めると思います。