Googleマップの「マイマップ」が、ビジネスでも使いやすくなっています。
今日はそのご紹介です。
まず、歴史というか前提からお話ししますと、ビジネスで自社専用のマップを本格的に作ろうと思ったらゼンリンのサービスを利用したりするのが一般的(?)でした。
しかし、もっと気軽に無料でマイマップを作成したいという方のために、その昔は「Yahoo!ワイワイマップ」というサービスが利用できたのですが、こちらは2013年4月24日にサービス終了してしまいました。
そのため、「自社用に手軽に非公開のマイマップを作る方法」がなくなってしまっていたのですが、Googleマップの新しい「マイマップ」が、その要望に応えてくれそうです。
ちょっと前提が長くなりましたが、以前のGoogleマップの「マイマップ」といえば「誰にも見られない自分(自社)専用のマイマップを作ることが困難」だったのですが、新しいGoogleマップの共有権限では↓のように、
現在では「特定のユーザー」だけに公開が簡単にできるようになっています。
つまり、自分だけが見る地図として非公開マップにしたり、(Googleアカウントは必要ですが)社員の人だけが共有して閲覧できるマイマップが作りやすくなった、ということです。
もちろん、従来どおり、ウェブ上で一般公開するマイマップ(フル公開)として配布したり、リンクを知っている全員に公開するマイマップ(限定公開)として配布したりも可能です。
(なお、この共有範囲の設定は絶対に間違えないようにしましょう! 間違えると情報漏洩の危険性がありますよ!)
さて、地図の共有方法ですが、「共有リンク」という特別なURLがありますから、これを配布するだけです。
PC版Googleマップなら、「マイプレイス」というところから入っていっても閲覧できます。
なお、一点注意は、スマホからGoogleマップのマイマップを利用する際でしょうか。
残念ながら現在の公式Googleマップアプリからはマイマップを閲覧できないので(何故…??)、100~300円くらいの有料ソフトを購入するという手もありますが、私はもっと手軽に、
①先程の「共有リンク」を携帯メールに送信
②共有リンクを開いて、ブラウザで閲覧
③何回も開く地図の場合には、ブックマークまたはホームにリンクを設置
で、素早く開くようにしています。
ブラウザの「ログイン」ボタンを押すというひと手間がありますが、マイマップ地図は表示できますし、現在位置もわかります。
それに、そのうち公式Googleマップアプリが対応してくれるんじゃないかな?とも期待しています。
いずれにせよ、プライベートな地図にも、ビジネスで会社で共有して使う地図にも、ずいぶんと使いやすくなったと思います。
重ねてになりますが、「情報の公開範囲の設定」にだけは気を付けて、ぜひ有効活用してくださいね!