「IT断食」することで見えてくるもの

面白いニュースが掲載されていました。
ITの利用を制限することで、業績が上がることもあるというニュースです。

パワポもCCメールも禁止「IT断食」で営業件数が6倍に 〈AERA〉|dot.ドット 朝日新聞出版

IT企業が、

・会議へのIT機器の持ち込み禁止
・パワーポイントでの資料作成の禁止
・社内CCメールの使用の禁止
・営業部員に貸与していたパソコンの返却
・企画書や見積書などPCが必要な業務はすべて支援する部門が担当

ということを実施して、半年で営業訪問件数は40件から250件へと6倍以上、売上の見込みも3倍以上になったとのことです。

このうち、一番大きく響いているのが、企画書や見積書を事務方に集中して担当させ、営業はとにかく売ることに専念する、という業務プロセスの変更にあるような気がします。

実際、綺麗なパワーポイントを作ることに時間を費やしすぎているなぁ、と感じるビジネスマンも多いのではないでしょうか。

また、「パソコンの前では頭が働かない」というのも、なんとなく理解できます。

(私自身も、新しいアイデアが必要になるときには、パソコンの前で何か考えようとするより、事務所を離れて環境を変えてみたり、紙とペンを使って考えたり、、、ということを実施しています。)

記事中の、
・「ITに使われるのではなく、使いこなすようにならないといけない」
・「パソコンを使わず、頭を使う」
というのは、本当にその通りだなぁと思います。

ただ、この記事を読んで勘違いしそうなのは、IT化が進んでいない中小企業が「だからうちもITを入れなくていいんだ」と短絡的に考えるのではく(笑)、「IT化したほうがよいところと、そうでないところを選択していきましょう」、というところがキモではないかなと考えています。

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