昨年から注目している名刺管理ソリューションの1つに、
・個人向け名刺管理アプリ「Eight」
・法人向け名刺共有管理サービス「Sansan」
があります。
これはどちらもSansan社が提供していて、「Eight」は機能が限られているものの個人向けの無料サービスで、「sansan」は複数人で名刺を共有管理したり、様々なサービスと連携させたりする有料サービスとなります。
OCRで読み取るのではなく、「人力で」データを入れるので、ほぼ間違いがないというのがウリです。
テレビCMを流したり、また実際私のクライアントさんに「Eight」や「Sansan」を紹介&導入しているところもあります。
ただ、これの弱点もあって、
・人力のため、写真撮影からデータ化までタイムラグがある。
・クラウドに画像が保管されているので、データ移管したいときに難しそう?
・クラウド側がコケることもある(復旧するまで一時的にサービスが使えない)
・名刺情報を、ほんとにこの会社のクラウドに預けて大丈夫?(個人情報管理的な意味で)
などがあり、特に一番最後の「本当に預けて大丈夫?」のところは、根強く心配されるところの1つでもあります。
そのため、私はメインではOCR読み取りを得意としている「CamCard」や「World Card Mobile」などをオススメすることが多いです。
ただ、状況は少しずつ変わってきていて、テレビCM効果もあってか(?)、「事例紹介」にあるとおり一部上場企業も含め多くの会社で「Sansan」を導入するようになってきています。
また、「Eight」のほうもアプリの動作も少し良くなっています。
以前は名刺を撮影すると「この人をEightに招待する」というのが基本オンになったまま登録されてしまうので、Eightを知らない人がメールをもらってビックリするということがありました。(これをなくすために、毎回「この人をEightに招待する」を手動でオフにする必要がありました。)
が、ついこの前から、最初から招待メールの送信がオフに仕様変更になりました。
インターネットサービス界隈(FacebookやTwitterなど)で「お友達も招待しませんか」といって誘う手法はポピュラーなのですが、あまりこういったやり方に触れていない方に招待メールが届くと、相手に大変失礼または不愉快にさせてしまうことがあるので、嬉しい仕様変更ですね。
ただ、これらの仕様はいつ変化してもおかしくなく、個人でも、グループ共有でも、本格運用すべきか否かはちょっと躊躇するところでもあります。(クラウド型全般にいえるデメリットですが)
私も実際のところ、おそるおそる自分で使ったり、クライアントさんにご紹介したり、アプリ販売型と併用しながら、活用方法を探っている、といったところです。