Appleの新製品発表に思うこと

アップルが新製品発表会を開催して、様々なネタが飛び出しました。

iPad Air、Retina iPad mini、新型MBP、OS Xまで! アップル新製品発表会をまるっと凝縮まとめ(8:20更新) : ギズモード・ジャパン

大きなところでは、

・OS Xの最新版が無料配布
「OS X Mavericks」(オーエステンマーベリック)が正式名称。

・MacBook Proは中身が良くなった。
 バッテリー9時間なら普通に日中使えそうです。

・Mac Proは外観にビックリします。
 動画編集する人にはコレですけど、それ以外の人はノートPCでも十分そうです。

・iPad Air は薄い。
 そりゃ軽いほうが嬉しいですからね。

・iPad mini はRetina対応。
 小さくて綺麗なのがほしい人はこちら。

・iWork は対MS Office用。
 無料です。ただ、インストールすると不具合が発生するとも耳にしたので、私はちょっと待ってからインストール予定です。

などなど。以下、私の感想です。

アップルは奇をてらわず、実を取りにきたな、という印象を受けました。
今回の発表会は、あくまで「リニアな進化」であり、「イノベーション」ではありませんでした。
アップルがイノベーションのジレンマに陥っている(?)、とはまだ言えないかもしれませんが、来年もこの調子なら、ちょっと心配になるかもしれません。

とはいえ、製品群はどれも良いものばかりなので、売れると思います。

まず、中国で大量生産して、世間から批判を浴びたので、新Mac Proのプロモーションビデオの最後の「Assembled in USA」は政治的な意味合いも感じました。製造プロセスは必見です。

Apple – Mac Pro

また、iPad AirもiPad miniも、正常進化で、まったく問題ありません。
iPhone5cが思ったほど売れなかったことで、「市場がアップルに期待していること」がわかったはずなので、無暗に廉価版に走らなくてもいいということです。
(本当に安いものだけを狙う人には、今でも中古市場と旧モデル購入だけで十分間に合っています。)

OSの無料化は、十分あり得ることでした。
前から安くなっていましたし、Androidなどの無料OSの台頭で、OSの戦いは既に終わったといってもいいかもしれません。
本当の主戦場は、「その会社が課金プラットフォームを持っているか否か?」です。

具体的に言えば、「AppleのApp Store」と「GooogleのPlayストア」です。

ここに、Microsoftが抱える大きな課題が見え隠れします。未だにWindows8.1を有料で売り出すべきか、無料でいくべきか、十分に市場が大きいといえる「Windowsストア」を構築できるか否か。です。

また、最後の砦ともいうべきMicrosoft Officeは、GoogleのGoogleドライブ、AppleのiWorksを今後も跳ね返し続けられるでしょうか?
今のところは、まだマイクロソフト優位で市場が動いていると思いますが、安心はできませんね。

ちなみに、ちょうどこれからMac、iPadを買おうと思っていた人は、何も悩む必要はありません。(笑)
新製品買って後悔することはないはずです。

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