最近、ATMの使いやすさが増してきたな、と思っていたら、こんな記事が出ていました。
セブン銀行ATMが大変身! "お客さま視点"で作られた「やさしいATM」ってどんなATM? | マイナビニュース
今回は通常のシステム開発手法と異なり、短期間で複数の簡易的な試作品を作ってはすぐにモニターの方に操作してもらい、反応を検証し、また次の試作品をすぐに操作してもらうというプロセスを踏んだ。
最低限の機能を持つデザイン案をA案、B案、C案と短期間で複数開発して、モニターの方の反応をつぶさに観察したそうです。いわゆる、複数環境によるモニタリングテストですね。
今回は老若男女のモニターさんの行動を観察する方式ですが、Webの世界ではこれを自動的に変更させて統計的に集計するA/Bテストとして用いられることがあります。
いずれにしても、最適なものを探し出すのによい手法です。
また、私も1ユーザーとして、ボタンの丸っこいデザイン、文字が表示されるところの背景が白色で統一されたりと、見た目の柔らかさ、読みやすさにも十分配慮しているなと使っていて感じていました。
私は知らなかったのですが、カラーユニバーサルデザインの認証も取得するなど、色の使い方にも十分配慮がなされていたようです。
さらに、最近はアニメーションを使って、ユーザーの目線を誘導する方法も使っているなと感じています。
組込系機器の画面UIというのは、どうしても疎かにされがちだったと思うのですが、開発環境の改善のおかげで、だいぶ良くなってきていますね。
もうしばらくすると、「ATMが使いにくい」というのは過去の話になっていくのかもしれませんね!