中国の反日デモが過激さを増していて、もはや暴動に近い状態になっていますが、私達日本人は冷静に対処したいものです。
ところで、以前は中国は情報の封じ込めが上手でしたが、今は情報の拡散を防ぎきることができていません。
その理由の1つが中国国内のIT企業に対する措置が甘いことです。
中国からはFacebookやTwitterが閲覧できませんが、今は新浪微博(シンランウェイボー、以下ウェイボー)が流行しています。
ウェイボーはTwitterのような気軽な投稿ができますので、次々とネット上に情報や写真が転載されます。
当局も削除して回っているようですが、なかなか情報を完全に押さえ込むことができていません。
(FacebookやTwitterのような海外サービスとは異なり、完全にアクセス禁止にしてしまうわけにもいかないのでしょう。)
その結果、日本のみならず、世界中の国々に、中国のカントリーリスクを改めて認識させてしまう結果になっています。
中国には世界中の工場が集まっており、また農作物などの生産物も多く、そこと取引のある中小企業も多いことと思いますが、まずは人命優先で、現在は少しずつ情勢を見ながら、やり取りをしていくほかないと思います。
今後、世界はITの普及で、情報の封じ込めがますます難しくなります。
日本でも「嘘」や「やらせ」がすぐに発覚するようになったように、中国も低価格スマホなどの普及に伴い、変化が訪れるのもそう遠い未来ではないように思います。