なかなか利用し甲斐のある助成金が来年度からスタートします。
1万社起業へ助成制度 経産省、数百万円を補助 :日本経済新聞
経済産業省が推進する、小規模な起業を促すための助成金です。
簡単にまとめると、
■“ちいさな企業”未来補助金
・1社あたり数百万円程度の小口の助成制度。
・従業員が数人~十数人の規模の企業を想定し、5年で約1万社を支援。
・IT(情報技術)関連や子育て支援、介護や学習塾など、地域に根ざした会社を増やし、雇用の担い手として期待。
・申請するには事業計画を作る段階から、起業経験のある経営者や金融機関、専門家の支援を受けるのが条件。
とのことです。
実際にスタートしてみないと、本当に有益な補助金になるかどうかわからない部分もありますが(申請条件がキツすぎると誰も利用しないですし、ユルすぎるとバラマキになってしまうので…)、比較的利用しやすい助成金になりそうな気配です。
なお、一点注意は、「助成金がもらえるから、起業しよう」という安易な考えでは失敗します。
「起業のために資本金が必要で、そのために助成金を活用しよう」が正しい順番です。
正しいビジネスモデルが組めなければ、助成金だけでなく自己資金も浪費してしまうことになります。
適切な指導者の支援のもと、しっかり計画を練りましょう。