「買い物弱者」という問題がクローズアップされてきているようです。
買い物弱者とは、
郊外型の大規模店との競争、地元における専門店の有無、深刻な不況による経営難などから従来型の商店街や駅前スーパーなどの店舗が閉店することで、その地域の住民(特に原付・自動車を運転できない人々や、インターネットを利用できない人々など)が生活用品などの購入に困るという社会現象、またはその被害を受けた人々を指す言葉。(Wikipedia「買い物難民」より抜粋)
ということで、高齢者や移動が難しい方、また移動圏内にお店がない方などが、買い物が困難になる状態のことです。
以下の記事に、主要な論点がよくまとめてあります。
現在増加中の「買い物弱者」とは? | Woman.excite ライフプランニング
この中で対策として、
①身近な場所に「店を作ろう」
②家まで「商品を届けよう」
③家から「出かけやすくしよう」
という案が提示されています。
①は、↓の記事に、移動販売店や仮設店舗の話が出ています。
急増する「買い物弱者」を救え 立ち上がる小売業 :日本経済新聞
②は、ネットスーパー、宅配の話が出ています。
ただ、ネットスーパーを利用するには、PCでもiPadでも難しいという議論が別途あり、もっと簡易的な端末が必要とされているようです。
(らくらくスマホならぬ、らくらくタブレット的なものをイメージするとわかりやすいでしょうか?)
③は、買い物バスの巡回や、補助金を活用した例なども紹介されています。
「買い物弱者」解消へ 県が支援事業を拡充 新潟 – MSN産経ニュース
この中で、提供エリアが広くビジネスとしてもボリュームがありそうなものはネットスーパーですが、
買い物弱者助け、ネットスーパー市場が急成長 “買う”以外に価値見出し、利用しない層も:MONEYzine
とあるように、「ショッピングをやる楽しみ」というものもあり、端末だけの問題ではなく、一概にネットスーパーが良いとはいえないこともあるようです。
(ただ、本当に困っている人にとっては、楽しいとか楽しくないの問題ではなく、本当に死活問題になるので、サービス提供されるか否かは大きいと思いますが。)
大手スーパーはどこもネットスーパーを展開していますし、楽天市場も食品配達サービスをスタートさせるそうです。
食品宅配サービス|楽天マート
いろんな解決策があっていいと思いますので、今後も興味を持っておきたいと考えています。