JAXA(宇宙航空研究開発機構)で情報漏洩の恐れがあると、問題になっています。
JAXAでウイルス感染、ログイン情報など漏えいの恐れ - @IT
問題は次の箇所です。
PCがウイルスに感染したのは、2011年7月6日と見られる。職員の知人名で、「忘年会」というタイトルで送られてきた電子メールに添付されていたPDFファイルを開いたところ、トロイの木馬型ウイルスに感染した。同時期、複数の職員が同様のメールを受け取っていたが、開いたのは1名のみだった。
つまり、夏に「忘年会」というタイトルのファイルを開いてしまったのですね。しかも、それが知人名のメールだったためにです。
知人とはいえ、夏に「忘年会」はおかしいと気づいていれば、防げたかもしれませんね。
ちなみに、JAXAを狙ったウイルスは、未知のウイルスだったため、ウイルス対策ソフトも、PDFリーダーのセキュリティアップデートも意味をなさなかったようです。
日本は、欧米各国に比べても、政府関係省庁、トップ機密情報を持つ企業の、人間のセキュリティ意識が低いと言われています。
ですので、最後は人間が「標的型ウイルスに狙われているかもしれない」としっかりと認識しておくことが必要ですね。