マイクロソフトがSkypeを85億ドルで買収したというニュースが流れました。
MicrosoftのバルマーとSkypeのベイツ、買収の意義を語る―「地球上のすべての人々とコミュニケーションできる能力を獲得した」
85億ドルといえば日本円で約6900億円になるわけで、想像以上に高い買収劇になったと思います。
マイクロソフトは以前からMSN Messengerを持っていて、要素技術は持っていたのですが、OSによる制約や、その他の制約によって多くのユーザーを獲得できずにいました。
その点、Skypeは数多くの端末で使えるように動き、うまくユーザーを獲得することに成功して、今の地位を築いてきました。
つまり、マイクロソフトはSkypeのユーザーを買ったといっても良いのではないでしょうか。
ただ、今後もSkypeがNo.1であり続けるかどうかは定かではありません。
例えば、Viberのような特化型のツールが出てきたとき、あるいはSkypeと同等機能でなおかつ軽量・UIの優れたソフトが出てきたとき、ユーザーがどう反応するかです。
ちなみにViberとは、↓このようなツールです。
iPhoneアプリ:Skypeよりも使い易い無料通話が出来る「Viber」 – TAKE OFF
AppleのApp Storeに代表されるような、やや不透明な審査基準によって、政治的にリリースが遅れる、あるいは審査が通らないといったことがないとも言い切れません。
そんな一抹の不安を感じる買収劇でした。