今日はポイントで支払う義援金システム、という話です。
今回の大震災で改めて気づきましたが、各インターネットサービス事業者は、ポイントによる義援金の募集体制を整えておくことが、CSR(企業の社会的責任)においてかなり有意義な活動になるのではないか、と考えています。
消費者は、勝手に貯まっていくポイントについて、(ポイント制度に興味がある/ないに関わらず)多少なりとも頭を悩ませています。もしかすると、ポイントの有効期間が過ぎて、無効になっているものもあるかもしれません。
しかし、自分で使わないポイントが、被災者に義援金として届くということであれば、喜んで義援金として提供するかもしれません。(特に、有効期限間際の中途半端なポイント等。)
消費者が、「通常の消費行動を通して」「能動的に支援に参加している」という「一体感」を演出することが大事だと、前にも書いていました。
地域に貢献する企画を考えよう | ITコンサルタント日記
今回の大震災後に、企業の対応スピードに差はありましたが、いくつもポイントによる義援金が可能な企業が増えてきました。
以下、ほんの一例です。
・Yahoo!ポイントによる義援金
・楽天ポイントによる義援金
・ANAマイレージによる義援金
・JALマイレージによる義援金
他にも、手持ちのポイントで、寄付できるものがないか探してみると良いと思います。
企業においては、常に義援金を募集できるシステムを用意してCSR活動として活用し、消費者においては、自分が使わない、または無駄に持っているポイントで支援に参加することで、最終的に被災者の役に立てる、という好循環が構築できる可能性があります。