今年5月より提供されてはいたものの、実際どう使ってよいかわかりにくかったものの1つに、Googleのアドサーバー「DFPスタンダード」があります。
DFP(DoubleClick for Publishers)とは、ものすごく簡単に言うと、同じ広告枠の中に、自分で集めてきた広告や、他のアフィリエイトなどの広告、残りをGoogle AdSenseを表示するなど、もっとも収益性が高い広告を自動的に表示させる機能です。
「それの何がいいの?」というところがポイントなのですが、
・9000万インプレッションまで無料で利用できる。
・1つの広告枠で複数の広告が打てるようになり、収益性が向上する(こともある)。
・管理とレポートの手間が軽減できる。
というところが挙げられるのではないでしょうか。
とはいえ、本当の超大手サイトでは独自にアドサーバーを用意しているでしょうし、あまりPVがない個人ブログなどではDFPスタンダードを使って大幅に収益性が増すとも考えにくいですから、結果的に、中小規模のサイトに向いていると言えるかと思います。
実際にDFPスタンダードを利用している企業の座談会のコメントなども参考になります。
Inside Adsense – 日本語: DFP スタンダード: 実際のユーザー様との座談会に学ぶ事例
以下、個人的な感想です。
・中小規模の商用サイトには嬉しいサービスですが、中小のアドサーバー会社にとっては脅威のサービスとなりえるかもしれない。
・もし、Googleが無料のアフィリエイト広告サービスを提供すると、インターネット広告業界に混乱を引き起こすかもしれない。