利用者を偽サイトに誘引して、不正にIDやパスワードを入手するフィッシング詐欺が横行しています。
それに対し、警察庁有識者会議でフィッシング対策の強化を検討しているそうです。
記事中に出てくる、不正アクセス禁止法とは、もともと悪意を持ったユーザーが、セキュリティ管理されているサーバやPCなどに、脆弱性を突いたりパスワード攻撃などを仕掛けて、不正にアクセスしてくる行為を禁止したものですので、「ユーザー自身が誤って偽サイトにIDやパスワードを入力してしまう」場合は想定していないのです。
しかし、現状明らかにフィッシングによる被害が増えてきていますし、何らかの法的手段で、悪意のあるサイトを削除する必要があります。(とはいえ、その監視が必要以上に強すぎると、息苦しいインターネット社会となるので、微妙な問題も抱えているのですが)
とはいえ、ちょっとしたユーザーの不注意を狙った攻撃ですので、警察も完全に犯罪を封じ込めることはできないでしょう。ユーザー個々人が、しっかりとしたセキュリティ意識を持つことが大事です。