携帯電話各社がフェムトセルの活用について準備を始めています。
NTTドコモ – マイエリア
au – auフェムトセル
ソフトバンク – ホームアンテナFT
もともとフェムトセル(超小型基地局設備)とは、電波が届きにくい場所に、きわめて小さな範囲に届く携帯基地局を設置して改善するための機器として考えられました。(例えば、高層階にあるマンションの自室や、地下の店舗など)
ですから、電波が届かない自宅はもちろん、地下にある喫茶店などで、携帯電話が使えないことに対する改善策にもなります。(携帯電話がつかえないから地下の店舗を敬遠する、という消費者も少なからずいます。)
また、これらを将来的に「モバイルアクセスポイント」としても活用していこう、という動きも出てきています。
例えば、ソフトバンクでは「Wi-Fiルーター」と銘打って、ケータイWi-Fi、iPhone、FONユーザーなどが無線LANアクセスポイントとして使えるサービスも提供しています。
これもビジネスに活用しない手はありませんね。
例えば、先程同様、喫茶店などにこの機器を導入すれば、「ちょっと携帯やパソコンで無線LANで調べ物したい」と考えている消費者が、店舗を利用するようになるかもしれません。
店舗側としてはコストをかけずにサービスの向上を図れるし、キャリアとしてはエリア改善につながるし、ユーザーとしては利便性が上がる、というWin-Win-Winの関係です。
うまく活用していきましょう!