今日(1/12)から、アメリカに入国する際に、事前にインターネットで申請して承認を受ける制度が義務付けられました。
その制度の名前を、電子渡航認証システム(以下ESTA)と言います。
今までは、入出国カードに直接記入して提出していましたが、それが事前にインターネットによる申請で承認を得る形となったと思えば、想像しやすいでしょうか。
詳しくは、外務省のページがよくまとまっていると思います。
米国へ渡航される方へ:ESTA(エスタ)に申請してください
さて、そのESTAの申請ページはということ、こちらになります。
ESTAの申請ページ
ずいぶんとアッサリしたWebページ(とデザイン)で拍子抜けしますが、中身を覗いてみると、入出国カードとほぼ同内容の情報を入力することになっているのがわかります。
よくこの入出国カードの記入ミスで、税関で書き直しを命じられたり、思わぬ時間のロスが出来てしまったり…、ということが起きていましたが、そういったことが多少緩和されるのではないでしょうか。
ただ、そういったメリットの反面、デメリットとして、PCが不得手な人にとってはやりにくいシステムとなってしまいました。(漢字や全角英字は当然NG。半角英字でキッチリ記入する必要があります)
そういったPCが苦手な方のために、対策として空港にPCを設置したり、相談窓口を設置したりしています。
また、インターネットで個人情報を入力する関係上、偽ページによるフィッシング、DNS詐称、キーロガー等による個人情報漏洩にも注意する必要があると思います。
今後テロなどの問題で他の諸外国もアメリカを真似するようになると、ますますPCで文字が入力出来ない方は困ってしまうかもしれません。(旅行に行くのにもデジタルデバイドが関係してくるのでしょうか?)
そのうち、どんな人でも「PCやインターネット(とそのセキュリティ)なんて自分には関係ない!」なんて言っていられなくなるのかもしれませんね。