ついにこの時がやってきてしまいましたね。
アップル、iTunes Storeの全楽曲をDRMフリーに
これは、Amazon MP3に対抗する流れの1つだと考えられます。
Amazon MP3
海外での話ですが、音楽のデジタル著作権保護技術(DRM=Digital Rights Management)を無しにしてしまおう、というのがAppleのiTunes Storeでも展開されます。
ちなみに日本では、DRMフリーにならないか、おそらくずっと遅くなるものと思われます。
私は以前、この分野に深く関係した仕事をしていたのですが、その頃からの持論は「いずれDRMは無くなってしまう」だったのですが、ついにここまで来たか…という印象です。
音楽レーベルは、CCCD(コピーコントロールCD)や複雑なDRMの仕組みをはじめ、様々な取り組みを行いましたが、自分達の利益を追求するあまり、どうやってもユーザーの利便性を十分に確保することができず、逆に音楽分野から熱心な音楽ファンを離れさせてしまったという苦い経験があります。
また一方で、DRMが存在し、料金が多少高くても、携帯電話からすぐにダウンロードできる「着うた」が人気になり、高収益になっていたというのも皮肉な話です。
つまり、ユーザーが満足する使い方提案がきちんとできているかどうかが『そもそもの問題』だったのですよね。