大手メガバンクの中で、みずほ銀行が他行への振込手数料の無料サービスに乗り出すことになりました。
http://www.mizuhobank.co.jp/company/release/bk/2008/pdf/news081117.pdf
2009年春より、新しいみずほマイレージクラブの会員に対し、
・みずほ銀行のATM時間外手数料が24時間無料。
・コンビニATMのご利用手数料・時間外手数料が24時間無料。
・月末合計残高が50万円以上の場合、他行宛の振込手数料を月3回まで無料に。(みずほ銀行ATM・コンビニATM(イーネット・ローソン)・みずほダイレクト利用時)
といったサービスを展開します。
ATM手数料24時間無料、他行への振込手数料無料というのを武器に顧客数を増やしてきた銀行として、まず真っ先に思いつくのが新生銀行ですね。
新生銀行はネット銀行なので、実店舗をできるだけ持たず、コンビニやゆうちょのATMを活用し、消費者の預金資産を集め、個人投資などでビジネスを行ってきました。
しかしながら、ここ最近の迷走ぶりや、赤字転落などで、顧客満足度の点でもソニー銀行に抜かれてしまいました。
今回のみずほ銀行の動きも、これらネット主体の銀行が人気を集める中、大手メガバンクも、追随せざるを得なくなってきた証拠なのかもしれません。
ただ、実店舗を多く持つ銀行の場合、運用コストの面でネット銀行ほど身軽になれるかというと、そうではない気がします。また、銀行窓口があるからこそ利用している、という高齢者の方も多いと思いますので、そう簡単に体制を変えることはできないと思います。
三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行が追随するかどうかは、今後の動きをよくみておかないといけませんね。
個人的には、「どこにお金預けても一緒…」ではなく、ソニー銀行の「MONEYKit」のような、特色ある資産運用サービス(簡易的でもいいので、ファイナンシャルプランニングしてくれるもの)が次々とリリースされて、人生トータルでのマネープランを考えられるようなサービスが増えてくれれば、口座を持ちたいな、という気になってくるのですが…。
MONEYKit 人生通帳